5月28日(土)14:00より千代田区丸の内の東京国際フォーラムG405にて、赤坂腫瘍内科クリニック総院長の森吉臣先生をお招き致し「がん難民にならないためのがん治療」をテーマに講演会を行いました。
講師:森 吉臣 先生
赤坂腫瘍内科クリニック 総院長(医学博士)
【経歴】
- 1968年 日本大学医学部卒 1972 年 日本大学大学院医学研究科卒
- 1980年 米国カリフォルニア大学医学部客員教授
- 1984年 獨協医科大学病理学教授就任
- 2005年 赤坂AA クリニック開院 院長就任
- 2011年 赤坂腫瘍内科クリニック開院 総院長就任
- 2012年 医療法人社団健若会 理事長就任
講演概要
これからのがん治療は、統合医療・個別化医療が必要である
«がんにならないように予防する»
発がん性の食品添加物は気を付けたい
- 亜硝酸ナトリウム(ハム・ソーセージなどに含まれています)
- 合成甘味料(ガム・あめ・清涼飲料水など…)
- カラメル色素(カレールー・プリン・カップ麺など…)
- 防カビ剤(オレンジ・グレープフルーツ・ママレードなど…)
«生活習慣を見直す»
腸を老けさせる3大要因には、特に注意する
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- 食事
- タンパク質、脂質に偏った食事は、腸内が腐敗して悪玉菌優勢になってしまう(小腸で腐敗が起きると下痢や便秘になり、大腸で腐敗産物が溜まってしまう)また(動脈硬化、老化促進、慢性疲労、吐き気、めまい、肌荒れ、イライラ、高血圧などを促進する)
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- ストレス
- 宇宙飛行士、犯罪者、夫婦喧嘩の末などの状況で測定をする
(他にも生活の中でストレスは、沢山あると思います)
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- 免疫力低下
- 日和見感染(敗血症、腎炎、膀胱炎など)日和見感染とは、普通の健康な人には感染症を起こさない、弱い細菌やウイルスなどの病原体が原因で発症する感染症の事・・バクテロイデス、ユウバクテリウム、嫌気性連鎖球菌などがある)
«体内の危険因子の検査をして予防する»
がん発症、増殖に関する検査項目
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- OligoScan検査
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身体に蓄積した有害ミネラルは、病気の誘発や老化の促進原因となる
有害ミネラルによる症状ついて
- 有害ミネラルが蓄積されると起こる障害は?
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- 肝臓・腎臓障害・脳障害・発がん性など
- 神経障害(脳神経系へのダメージ)
- 生殖異常
- リウマチ・膠原病(自己免疫疾患)
- 免疫力の低下などが起こる
- 日常的な症状は
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- 慢性的な疲労・片頭痛・耳鳴りなど。
- めまい・鬱・摂食障害・不眠・キレるなど、ありとあらゆる症状にリンクする
水銀、鉛を体外に出してから、がん治療を始めましょう!!
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- SpotChem検査
- 体内の活性酸素量と抗酸化力のバランスを測定する
(活性酸素があると、がん化する事がある)
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- 8¬- OH d G¬検査
- 毎日の遺伝子のキズつき程度を測定する。(活性酸素があるとキズがつく)
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- 腸内フローラ検査:腸内の最近叢バランスを測定する
- 腸内リセット後の腸内フローラ
がんになっても標準治療だけに頼らない事が重要!!
※西洋医療では、がんのみが対象な為に副作用が強く、がんを取り巻く環境は更に悪化してしまう。
※統合医療では、がんだけでなく身体全体の全てが治療対象になる。
森先生の赤坂腫瘍内科クリニックでは、がん発生のバックグラウンドを治療する血液オゾンバイタル療法を行っています、副作用が殆どなく安全な治療です、安全性と効果があるので40年以上の歴史があります。(ドイツが発祥)
- 血液オゾン療法によるがん治療効果
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- 血流の改善、虚血組織と腫瘍組織への酸素運搬の向上がある
- 全身の代謝の改善が見られる全身の代謝の改善が見られる
- 抗酸化系を強化し、慢性酸化ストレスの是正が見られる
- 免疫系の活性化が見られる
講演終了後の質疑応答
- Q:CTC検査の費用は、どのくらいかかりますか?
- A:日本では10万円位、外国での検査の方が、詳細な結果が出る(20万円位)
- Q:現在抗がん剤治療を行っている、漢方薬も使用してみようと考えているが、主治医に話した方が良いでしょうか?
- A:漢方の先生に伺うのが良いと思う。(西洋医学の先生は、データが狂うので反対することが多い)
- Q:妻が白血病で、今は1ヶ月に1回の検査のみですが大丈夫でしょうか?
- A:慢性の場合は急には悪くならない、人間は本来自然治癒力が有るので漢方などを上手く使ってみるのも良いと思う。
- Q:遺伝子解析で自分に合う抗がん剤を見つける事は出来ますか?
- A:今はまだ出来ない。
今回の講演会を終えて、参加者の皆様のがんに対する意識の高さを感じました。また、参加された方々も東京近郊の方だけではなく、神戸からいらして下さった方もいて嬉しく思いました。
これからのがん治療は、必ずしも標準治療のように切り取る(手術)、毒を盛る(抗がん剤)、焼き切る(放射線)、という治療以外のアプローチがあってよいのです。それは統合医療などによるもっと穏やかで患者さんの体にも優しい手法ですと、森先生より教えて頂きました。